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自己紹介「総義歯:松丸悠一」
みなさん初めまして。
私は総義歯臨床専門歯科医師として
仕事をしております松丸です。
このたび、
dot2dotのフェローを
させていただくことになりました。
今回は自己紹介のような流れで
書かせていただきます。
私は日本大学松戸歯学部を卒業後、
開業医勤務をいたしました。
そこから母校の顎口腔義歯
リハビリテーション学(現有床義歯補綴学)の
大学院に進み、
修了後に今のかたちで
臨床を行なっています。
きっと総義歯臨床を専門に、、、
なんて聞くと
松丸は学生時代から
すごく義歯が好きだったんだろう
と思われると思いますが、
全然そんなことありません。笑
当時に教えてくださった先生方に
申し訳なく思う学習態度で、
技工や実習はできるだけ回避して
過ごしていた記憶しかありません。
私が初めて
無歯顎患者さんの印象採得を行ったのは
卒後3年目の秋でした。
ただ、
大学院を修了する
卒後5年目あたりには
総義歯が好きになり、
周囲からも少しだけ
認めてもらえるような感じに
なっていたような気がします。
そこからいくつかのクリニックに
非常勤として勤務しながら過ごし、
現在のスタイルとなったのは
卒後7年目くらいです。
今振り返ると
卒後3年〜5年目あたりに
私の義歯臨床に対する
考え方の基礎的な部分が
出来上がったように思います。
そして卒後14年目となって
今でもその考え方は
ほとんど変わっていないように思います。
何がいいたいかと言いますと、、、
「臨床の現場であれば1年で総義歯は学べる!」
総義歯臨床を学ぶのであれば、
100人、1000人の患者さんを
診なければならないと
思われているかもしれません。
経験や勘が大切だと
思われているかもしれません。
しかし、
私は大学院卒業までに診療した
無歯顎患者さんは10人くらいでした。
大学院生でしたので、
ほとんど診療ができない時期もありました。
ですので、
当時一年半くらいの期間で
技術や知識を身につけたと認識しています。
そしてそこで整理した考え方、
アプローチで専門性をもっていま
仕事をすることができています。
大切なことは
他の歯科臨床と何も変わらず、
一症例、一症例について
丁寧に向き合うことだと思います。
もちろん歯科技工を学ぶこと、
記録をしっかりと残して
検証できるようにすることも
とても大切です。
総義歯臨床は決
して新しいトピックではなく、
理論的にはほぼ完成している分野であり、
成書や文献を当たればしっかりと
その理論背景に触れることができます。
でも実際は
向き合うことがなかなか難しい分野
なのかもしれません。
今後、
私のメルマガでは有
床義歯臨床のモチベーションや
ヒントになるようなお話しが
できればと考えております。
今後とも
どうぞよろしくお願いいたします!