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歯科医療における必要なカメラの種類について

はじめまして、わたくし熊本で
歯科技工所と写真事務所を営む岩崎と申します。

写真業と歯科技工と全く違うようで
実はとても密接な関係にある職の道を
同時進行で邁進しております。

失われた歯牙の一部分や全部の機能を回復し、
なおかつ審美性を損なわないように
補綴物を歯科医師の指示のもと
作成を行うのが歯科技工士です。

審美領域における修復の際、
石膏歯型模型からの情報を読み取るだけでは
形態の情報は解れど審美性の回復は出来ません。
色の情報が必要になります。

歯科技工士が補綴を作成する患者の口腔内を
必ずしも見ることができるとは限りません。
また、見ることが可能だとしても
記憶だけでは信頼性が著しく低く資料とは言えません。

歯牙の色の情報を歯科医師から受け取る為、
または歯科技工士が立ち会った際に
写真撮影を必要とします。

また製作過程や補綴物を
口腔内に装着した状態での
口腔内の状況を記録、伝達する手段としても、
写真は非常に有効な手段です。

ではその写真は忠実にそのものを
記録することが出来ているのか。

どのような環境光の状況下で
そのものを評価した状態を記録しているのか。
そこのスタンダードラインが必要となります。

その為には写真を撮影する為に
カメラ本体とレンズとストロボの機材が必要です。
この三者の組み合わせと調整で、
撮れる写真が決まります。

環境光の再現に必要な組み合わせと調整は
求める環境光により異なります。
写真による忠実再現の理を再認識する、
それが補綴を成功へと導く鍵となる事は必至です。

これからコラム形式で皆様に少しでもわかりやすく、
尚且つ詳しくお伝え出来ればと思っております。

今回は第一回と言う事で、
写真を撮影するにあたり、
第一に必要なカメラの種類から記して参ります。

(カメラの種類)
写真を撮影する為に
カメラを購入するとなると大きく分けると、
デジタルカメラかフィルムカメラかの
選択となります。

この二つの差は撮像素子が
デジタルセンサーなのかフィルムなのかですが、
今やデジタルカメラの驚く程の進化と利便性で、
圧倒的なシェア率ととなり、
フィルムカメラは一部の愛好家で愉しむ物、
というイメージがあります。

写真を撮影するにあたり、
撮影方法の基本は変わらないのですが、
今回はシェア率と将来性を考慮し
デジタルカメラに特化します。

デジタルカメラは多くのメーカーより
多数の種類が発売され選択肢が多岐にわたります。

現在デジタルカメラは、
大きく下記3種類に分類されます。

?レンズ固定式コンパクト
デジタルカメラ(通称コンデジ)

特長は軽量コンパクト、レンズ一体型である為、
近接撮影が可能性な機種が限られます。
クローズアップレンズも固定出来ない機種が多く、
シンクロターミナルが無い機種が多くあります。

またマクロストロボを
装着する事が出来ない機種が多く、
ストロボ用ブラケット等を用い装着すると
コンパクトなメリットを損ないます。

更に背面液晶画面の像を見ての撮影となります。
センサーサイズは1/2.3型から
フルサイズまで存在します。

?レンズ交換式ミラーレス一眼カメラ
(通称ミラーレス)

光学ファインダーを省き
ミラーレス化に伴いミラー稼働エリアの
スペースを無くし、
従来の一眼レフカメラより薄くコンパクトになり
フランジバックも短くなります。

レンズ交換式でマクロレンズも
各社ラインナップされています。
フランジバックが短い為、マウントアダプターを介し、
様々なマウントのレンズを装置可能です。

また、ストロボはほぼ装着可能になります。
背面液晶画面、もしくはEVF
(電子ビューファインダー)の
画像を見ての撮影となります。

センサーサイズは小さな物で
PENTAXの1/2.3型、Nikon1の1型となり、
ミラーレス代表のOLYMPUSと
Panasonicのマイクロフォーサーズ、
CANON、
SONY、
FUJIFILMのAPS-C、
(フルサイズセンサーを搭載した
SONYのα7、9シリーズ、
最近ではPanasonicもフルサイズ搭載機が登場)
があります。

?レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ
(通称レフ機)

撮影される像を光学ファインダー内で
見る事が可能性です。
各社様々なモデルを製作しており、
レンズラインナップも豊富で
ストロボ等の外部アクセサリ装着も可能になります。

光学ファインダーの像を見て撮影をし、
光学ファインダーの視野率は機種により異なります。

もしくは、背面液晶画面での
ライブビューイングを見て撮影します。
この場合100%の像が表示されます。

(光学ファインダーで
視野率100%にするにはコストがかかる。)
センサーサイズはOLYMPUSのフォーサーズ、
Nikon、
Canon、
PENTAX、
SONYのAPS-C、
フルサイズセンサーが搭載されています。

以上の三つに分類されます。
(モバイル搭載カメラ、一部の舶来デジタルカメラ、
中判デジタルカメラ・
中判デジタルバック装着カメラを除く)

そして、歯科専用に販売されている

?コンパクトデジタルカメラと
デジタル一眼レフカメラ。

これらは後述する口腔内規格写真を撮影する為に
専用設計されて販売されています。

コンパクトタイプの物は
1型センサー以下の小型センサーを搭載し
レンズ固定式で小型サイドストロボを固定、
もしくは内臓ストロボをアクリル棒で
配光するシステムで、出来ない機種も存在します。

一眼レフタイプのカメラの場合、
規格写真撮影を前提としラインナップされています。

市販されているカメラ本体に
市販のズームレンズ(28-200mmや18-200mm)を
ベースとしクローズアップレンズを装着し、
ピントリングは固定し、
ズームリングで倍率を変えます。

この場合、ピントリングは固定されている為、
倍率を変えても常に一定の距離
(ワーキングディスタンス)で撮影をします。

すなわち、距離が変わらない為、
ストロボは常に一定の発光(マニュアル発光)
をすれば良く、そのようにして適正露出を得られます。

サイドストロボとリングストロボの機種が存在します。
もう一つは、市販されているカメラ本体に、
以前のメディカルニッコールの原理を用い
(レンズは単焦点マクロレンズで、
ピントリングと絞りリングが連動し、
ピントリングが倍率を指定し、
被写体に近接すると絞り込まれ、
被写体から離れると絞りが開く。)

これにより被写体との距離が変わっても、
一定の発光量で適正露出を得る事ができます。

光源はリングストロボでサイドに
ディフューズするアダプターもあるようです。
どちらのシステムも理にかなったシステムです。

次回はカメラの選択方法になります。

歯┃科┃2┃.┃0┃サ┃ミ┃ッ┃ト┃
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dot2dotが掲げる
「日本の歯科医療をボーダーレスに」
「日本の歯科医療を世界へ」。

そういった想いに賛同して頂いた、
各専門分野のプロフェッショナルが、
dot2dotのフェローとして1日限りで結集し
討論する歯科サミットです。

日程:2020年1月26日(日)
時間:10時〜16時(9時30分)
会場:フクラシア丸の内オアゾ(東京駅直結)
住所:
東京都千代田区丸の内1-6-5
丸の内北口ビルディング16階
費用:
歯科医師/コデンタル:32,400円
歯科技工士:21,600円
歯科衛生士:10,800円
学生/研修医/大学院生:無料
d2dフェロー:
岩崎智幸:PhotoLogic / Studio IMO 代表
(歯科技工士:写真撮影)
岩野義弘:岩野歯科クリニック 院長(歯周病)
大石洋平:医療法人社団大志 理事長(経営)
木戸淳太:つきやま歯科医院専門医療センター天神
副院長(補綴・治療計画)
辻本真規:辻本デンタルオフィス 院長(歯内療法)
蓮池聡:日本大学歯学部 助教(EBM)
松丸悠一:Matsumaru Denture Works(総義歯)
丸尾勝一郎:三軒茶屋マルオ歯科 院長(デジタル)
峯崎稔久:ZAHN DENTAL LABORATORY 代表
(歯科技工士:セラミック)
森田久美子:大川歯科医院(歯科衛生士)

お申込みは下記URLよりご応募下さい
http://www.dot2dot.jp/shika2-0_contact/

D.┃M┃R.┃研┃究┃所┃
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DMR研究所というサロンは、
そんな歯科における展望を本気で考え、
志ある方々と共に、自由に議論を交わしながら、
新しい価値を創造していく場です。

今回はd2dフェローが全員参加する予定ですので、
皆さん是非奮ってご参加下さい。

日程:2019年10月31日(木)
時間:19時30分〜21時30分
会場:Fabbit大手町(東京駅直結)
https://fabbit.co.jp/facility/otemachi/
住所:東京都千代田区大手町2-6-1
朝日生命大手町ビル2階
費用:3,000円(軽食とお酒をご用意しております)
申込:事前申し込みはありません。
当日お気軽にお越し下さい

歯┃科┃2┃.┃0┃セ┃ミ┃ナ┃—┃
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札幌:2019年10月20日(日)13時〜16時:
TKP札幌駅南口カンファレンスセンター
ミーティングルーム3B
金沢:2019年11月4日(月祝)13時〜16時:
地場産業振興センター第8会議室
名古屋:2019年12月15日(日)13時〜16時:
安保ホール101号室

申し込みは下記URLよりご応募下さい
https://www.d2d-seminar.com/